激アツ寺川綾の熱いハグで星奈津美は涙、平井伯昌コーチのバタフライ攻めでロシア・カザン2015の金メダル掴む
世界水泳ロシア・カザン2015
世界水泳ロシア・カザン2015は、
正式大会名は、「FINA世界水泳選手権大会」です。
今大会初となる君が代
出典:
星奈津美、金メダル!世界水泳女子200m決勝(画像・動画あり)
ロシア・カザンアリーナに、今大会初となる君が代が鳴り響いたのは、
現地時間6日、競泳競技の5日目の
女子200メートルバタフライ決勝で星奈津美(ミズノ)
が2分5秒56で優勝を飾った時でした。
日本の競泳女子選手としては初となる同大会での金メダル獲得でした。
獲得しているものの、
世界選手権では11年上海大会、13年バルセロナ大会と、
2大会連続4位に終わっていました。
なかなか実感が湧かなかったが寺川綾さんを見るやいなや
表彰式でのメダル授与などを経て、
金メダリストとなったことを徐々に実感していった
見るやいなや、これまでの思いが涙となってあふれ出ました。
熱いハグで出迎えたロンドン五輪背泳ぎ銅メダリスト・寺川綾
テレビ朝日系で放送された「世界水泳ロシア・カザン2015」で
現役時代のイメージとは真逆の“激アツぶり”で、
レース直後、取材ゾーンで星奈津美の話を聞く前に、
熱いハグで出迎えたのです。
寺川綾さんの画像です。
バタフライ攻めで甲状腺の摘出手術乗り越え
16歳の時に「バセドー病」を患い、
昨年11月に甲状腺の摘出手術をし、
そこから約8カ月、日本代表監督でもある平井伯昌コーチ指導のもと、
“バタフライ攻め”という徹底的に泳ぎ込むメニューをこなし、
水中で水をかくプルの力が強くなった。
その結果、スピードが出せるようになり、4月の日本選手権では
女子200メートルバタフライ6連覇(11年の代表選考会を含む)を
達成した。
今大会の決勝でも150メートル時点では3位だったが、
ラストスパートでトップに躍り出た。
世界で勝てる人を育てる平井伯昌日本代表監督
出典:
ふじばな 社長日記:平井伯昌という男 - livedoor Blog(ブログ)
日本代表監督でもある平井伯昌コーチは、
「よく見ること」「気づかせること」そして「考えさせること」を
指導の基本としており、以前よりも成長している部分、
あるいは期待ほど伸びていない部分、
あるいは「ここにさえ気づけば一皮むけるのになあ!」という部分が
見えてきたら、自ずとかけるべき言葉も見つかるはずとしてます。
羊の皮をかぶった狼の星奈津美選手
平井コーチの見立てによると、星は「羊の皮をかぶった狼」だ。
普段はおおらかな性格だが、芯が強く、内面に秘めたガッツがある。
言葉に出さなくても、練習で自信をつけていくはず。
そんな平井コーチの期待に、星選手は最高の結果で応えてみせた。