『火花』が209万部って出版界にとって新規顧客獲得大成功!リピート買いに繋ぐマーケティングが出版業界を救う
文学とノンフィクションのジャンルは本が売れない深刻な不況です。
出版界ではこの10年程、「メガヒット現象」と言って、
特定の本に売れ行きが集中し、それ以外は本や雑誌が
さっぱり売れないといいます。
『火花』が209万部って出版界にとって新規顧客獲得大成功!リピート買いに繋ぐマーケティングが出版業界を救う
「お笑い芸人が初めて芥川賞受賞」という話題性が、
普段本を読まない人にも関心を抱かせる要因になって
更に、「100万部突破」というニュースによって話題を加速していき、
『火花』の発行部数が209万部に達したというニュースがあります。
マーケティングという世界と文学が滅びたという世界との論争
この現象は、「良い」ものは「売れる」のか、
「売れる」ものが「良い」のか、というマーケティングの問題
を提起しています。
商品であり、売れてこそ、という世界、と
文学が芸能に負けて、文学的な作品が芥川賞を獲って、
それで文学が滅びたという世界との論争が始まってます。
カッパ・ブックスは日本の第1次新書ブームの主役となった
光文社により、1954年から2005年まで発行された、
ソフトカバータイプの新書レーベルであるカッパ・ブックスが
「カッパの本はみんなヒットする」などのキャッチコピーを
使った積極的な広告によって大量生産化を実行し、
カッパ・ブックスは日本の第1次新書ブームの主役となった
歴史を想い起こし、
この『火花』を買い求めるために
ふだんは行かない書店に足を向けている新規顧客を
リピート買いに繋ぐマーケティングが出版業界を
救うと思います。
新規顧客をコアなファンに育てる努力
『火花』の発行部数が209万部に達したのは、
出版界にとって新規顧客獲得大成功!です。
新規顧客をコアなファンに育てる努力を望みます。