日本競歩全体の底上げは時間、強度と頻度を考えた方法論を情報共有しながらの選手強化にあり

　所属先の垣根を取り払い、それぞれのチームスタッフと

情報共有しながら選手強化を統括している方法論を

日本の競歩全体で取り入れた１２年ごろから、

日本の競歩全体の底上げにつながった。

日本競歩全体の底上げは時間、強度と頻度を考えた方法論を情報共有しながらの選手強化にあり

　その日に何キロやったか、１回で何キロやったかの「時間」、

持久歩の時は何分何秒、インターバルの時は何分何秒でやる

といったペース設定の「強度」、

３０キロ（歩く練習）を午前と午後にやるのか、

１回だけでいいのかなどの「頻度」を

を考えながら週単位で練習スケジュールを組む練習が

今のトップ選手の方法だ。

メダル獲得のためのピーキング

　鈴木雄介選手、高橋英輝選手、谷井孝行選手、荒井広宙選手は

人と競う中で順位を決めることをしっかり見極めながら

成果を出すような準備をしていくことでピーキングして

欲しいものです。

高橋英輝選手は中国・北京世界選手権男子２０キロ競歩に静かに闘志を燃やす

　２月の日本選手権２０キロ競歩（神戸市）で当時の

日本記録（１時間１８分３秒）をマークし、

鈴木雄介（富士通）を振り切って優勝、

世界選手権代表に内定しました。